日本人はやっぱり緑茶が好き
日本の国民的飲料と言ってよい緑茶。
都市部では近年、日本茶専門カフェが続々とオープンするなど、
緑茶の新たな魅力が見直されている傾向もあります。
少し前のものではありますが、静岡県立大学茶学総合講座岩崎研究室が行った調査
(2014年。調査対象:20歳~69歳の男女1,000人)によれば、
ほぼ毎日飲む人は49.0%、週に1回以上飲む人も合わせると80.0%となっていて、
普段から好んで緑茶を飲む人が多く、身近な存在であることを裏付けています。
同調査では、「急須でいれた緑茶が好きな人」は88.7%。
ペットボトル※入りの登場で若者の急須離れが進んでいますが、
無添加やお茶本来の美味しさを求めるなら、
やはり急須でゆっくりと淹れたものに辿り着くのは当然ですね。
※ペットボトルのお茶には酸化防止剤として「ビタミンC」が添加されています。
これはL-アスコルビン酸という合成ビタミンで、発がん性があると言われるもの。
最近は無添加のものもありますが、ゴミ削減のためにも控えたいものです。
また、お茶は収穫して一切洗わずに加工され、
葉そのもののエキスを抽出していただくものなので、
ぜひ無農薬のものを選んでお飲みいただきたいです。
そこで自信を持ってお薦めするのが、
Lastraの無施肥・無農薬栽培 プレミアム煎茶。
その理由と、お茶の魅力をご紹介します。
こだわりの無農薬
日本茶発祥の地での自然栽培
お茶といえば静岡や宇治が有名ですが、
実はこれらの地域へ茶葉を伝えた発祥の地は、滋賀県信楽町の朝宮地区。
約1200年前に最澄が中国から茶の種子を持ち帰り、
比叡山麓および朝宮に植えたことに始まると言われています。
日本最古の茶園歴史を有する産地「朝宮」は、滋賀県の中でも低温で寒暖差が大きいこと、
花崗岩質の地層から湧き出る清水があることで、香りの良い茶葉が育つため、
緑茶の最高峰として歴代天皇に献上されるなど、長く茶の通人に愛好されてきました。
Lastraのプレミアム煎茶はその朝宮で、自然界と対話しながら、
自然界の生命力をまっすぐに伸ばすようにと育てられた茶葉を使っています。
近代化の名のもとに効率を追い求め見失ってしまった本質を取り戻すこと、
そして何より安全性を追求し、江戸末期の先人たちが行ってきた栽培法に回帰するため、
1975年以降、農薬どころか肥料も施さない農法が実践されています。
緑茶に使われる農薬の真実
実は、お茶の残留農薬基準は、他の農作物の基準より高いということ。
お茶の農薬として使われているのは100種類以上ありますが、
その中で、例えば、大豆とお米の基準を比べてみると、
農薬 シラフルオフェン
お茶:80ppm 大豆:0.1ppm 米:0.3ppm
農薬 テブコナゾール
お茶:50ppm 大豆:0.3ppm 米:0.05ppm
農薬 クロラントラニリプロール
お茶:50ppm 大豆:0.2ppm 米:0.05ppm
お茶の方が、1000倍多いものもあります。
お決まりごとの理由としては、直接食べるものではなく、抽出物だからとのこと。
しかし、現実は EUの基準の方が厳しく、お茶の場合500倍差があるとのことです。
しっかりと選ぶ基準はご自身で持って、ひとつひとつ選択したいですね。
毎日の積み重ねが 今の健康または、不調をつくっているのですから。
効果・効能
中国が原産と言われるお茶は、実は薬として珍重されていたものでした。
日本最古の茶書『喫茶養生記』には、「茶は養生の仙薬なり。延命の妙術なり」と書かれています。
近年になって、その薬効成分について研究が進むと、どうやら様々な
生体防御システムに働きかけていることが明らかになってきました。
これは嗜好品の一つというより機能性飲料として、
積極的に日々の暮らしに取り入れていただきたいものです。
代表的な栄養成分としては、カテキン、テアニン、カフェイン、ビタミンCなどが知られています。
以下に、それぞれの効能をお伝えします。
カテキン
お茶の主成分は、ポリフェノールの一種であるカテキンです。
タンニンと呼ばれる渋味・苦味の成分のほとんどがこれ。
主なカテキン類は、
・エピカテキン
・エピガロカテキン
・エピカテキンガレート
・エピガロカテキンガレートの4種。
お茶による健康効果の多くは、約半分を占めるエピガロカテキンガレートに由来すると言われています。強力な抗酸化物質として働き、フリーラジカル(体を酸化させ錆びさせる活性酸素)が原因として起こる細胞への傷害を防ぎます。また、炎症作用を抑え、心疾患や糖尿病、ガンなどの慢性疾患を予防するという研究結果も出ています。
エピガロカテキンガレートのすごさは、こちらでご紹介しました。 https://lifestyle.lastramu.com/2022/01/14/ryokucha/
カフェイン
さっぱりとした苦味の成分、カフェイン。その代表的な効果・効能は、脳の中枢神経に働きかけて眠気を防いだり、疲労を抑制する覚醒作用、体外に老廃物や毒素を排出する利尿作用があります。また、血管の収縮・拡張作用があり、脳の血管には収縮作用による偏頭痛の改善効果、末端の細い血管には拡張作用による血流促進の効果が期待できます。 過剰摂取は控えるべきカフェインですが、次に紹介するテアニンという成分が、カフェインの作用を緩やかに抑える働きがあることも近年の研究でわかってきました。
テアニン
生物細胞やDNAを形作ると言われるアミノ酸は、旨味や甘味の成分。緑茶に含まれるアミノ酸の半分以上は、このテアニンです。しかも、他の植物にはほとんど含まれない、お茶特有のアミノ酸だといいます。脳の神経細胞を保護する働きがあることがわかっており、カフェインの興奮・覚醒作用を和らげ、リラックス効果があります。アルツハイマー予防、統合失調症やうつ病など精神疾患の予防・治療にも効果があると期待されています。
ビタミンC
ビタミン類は、人間の体内では合成できない栄養素です。お茶の中に含まれる複数のビタミン類のうち、最も多く含まれるのがビタミンC。細胞と細胞をつなぐコラーゲンを作るのには欠かせない成分です。熱によって変化しやすいビタミンCですが、水溶性でもあり、日本茶ではカテキンに守られて比較的安定して存在しています。風邪の予防ほか、発ガン物質の体内生成を防ぐ、ストレスを抑える、血中のコレステロールを下げる、壊血病を予防するなどの効果があると言われています。
その他
ビタミンEとβカロチンも特記しておきたい栄養素です。 ビタミンEが多く含まれる食品のNo.1は、実は煎茶なのです。細胞膜の脂質に溶け込み、活性酸素によって体内の脂質が酸化するのを防ぐため細胞の老化を遅めるほか、女性ホルモンの分泌をサポートすると言われています。また、抗酸化作用や免疫力強化に効果が期待できるβカロチンは、体内でビタミンAに変換されて皮膚や粘膜を丈夫にするほか、動脈硬化や心筋梗塞の予防が期待できます。ただ、これらは水に溶けにくい脂溶性ビタミンなので、抽出後のお茶殻や、パウダーにした茶葉からいただくなどで摂取しやすくなります。
お茶の効能研究成果
中国の史書によれば、5400年前から薬として飲用されていたというお茶。
それだけに、効果効能も一言では語り尽くせないものがあります。
十数年前のものではありますが、国内の研究結果がわかりやすくまとまっている
資料を見つけたのでご紹介します。
https://www.o-cha.net/kounou/index.html
(公益財団法人世界緑茶協会)
また、最近の情報では、新型コロナウイルスの不活化効果を確認したという研究結果もありました。
https://www.kpu-m.ac.jp/doc/news/2021/20210615.html
(京都府立大学と伊藤園の共同研究)
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/943294.html
(静岡県環境衛生化学研究所と静岡県立大学の共同研究)
美味しいお茶の淹れ方
外国産のミネラルウオーターの多くは硬水ですが、お茶に適した水は軟水です。
日本ではほとんどが軟水なので水道水でもよいわけですが、
塩素を飛ばすため、5分以上は沸騰させてから使いましょう。
茶葉の分量は一人当たり3〜4グラムが目安です。
煎茶の場合の適温は80度ですが、いちいち測るのも大変ですね。
次のような方法が目安となって適温に近づけることができます。
沸騰直後のお湯を茶碗に入れ、それを別の茶碗に移し入れると90℃前後になります。
その後、さらに別の茶碗に移すと5℃~10℃下がって80℃前後に。
移し替えるごとに5℃~10℃下がると覚えておけば、好みの温度にできますね。
移し替えずに待つ場合は、1〜2分待つことで温度は5℃下がります。
こうして湯冷ししたお湯を急須に注ぎ、待つこと30秒から1分ほど。
急須を揺らさず、茶碗ごとに少しずつ廻し注ぎして、量や濃さが均等になるようにします。
最後の一滴まで注ぎ切ることは、とても大切。
これはゴールデンドロップと呼ばれるほど、旨味や栄養価が特に濃い一滴なのです。
注ぎ終わりには、茶葉が蒸れないよう急須の蓋を少しずらしておきましょう。
お茶は、淹れる温度や抽出時間によって、栄養成分の度合いも味わいも変わるものです。
二煎目、三煎目では、同じ茶葉でも渋味・旨味が変化して、また違った味わいに。
いろいろな表情を楽しんでいただきたいです。
(二煎目は一煎目より高温のお湯で10秒ほど、三煎目はさらに高温のお湯で待ち時間なし)
この80℃からなるゴールデンドロップは、
しみじみ「美味しいなぁ~」と悦に入る味わいなのですが、
緑茶の抗酸化力の元、エピガロカテキンガレートの威力が最も発揮される温度でもあって、
体にも嬉しい一滴なのです。
新発売 無施肥・無農薬栽培 ラストラ プレミアム 煎茶パウダー
今回新発売致しました、無施肥 無農薬 煎茶パウダーは、
緑茶のもつ素晴らしい働きをそのまま丸ごといただくことができるものです。
茶葉だけでは、その素晴らしい煎茶の有効成分は茶殻の中に入ったままで水に溶けない
苦溶性の成分でビタミンAやビタミンE等が急須に残り捨ててしまうこととになるのです。
この成分は人に大変有効な成分で、なかなか摂取することができません。
またこれ等は血管を強化し抗酸化作用があり老化防止に有効であるといわれているのです。
そんな、素晴らしい緑茶を粉末にすることで
その豊かな成分を捨ててしまう茶葉に残すことなく丸ごといただくことができます。
スティックタイプで手軽にどこにでも
スティックタイプの粉茶は、気軽にどこにでも持ち歩ことができ、
出先でお水に溶かすこともでき、いつでも緑茶の素晴らしさを取り入れていただくことができます。
お召し上がり方
・湯のみに1袋の粉末煎茶を入れ、80℃ほどのお湯を注いでよくかき混ぜ召し上がってください。
・豆乳、ヨーグルト、手づくりアイスクリームなどに1包または、お好みの量を注ぎ、マドラー等でかき混ぜてお召し上がりください。
・夏は、よく混ぜた粉末煎茶に冷水と氷を入れて、冷やしてお召し上がりください。
・調味料として、粉末緑茶と塩を混ぜ合わせ、天ぷらなどのお料理にふりかけてお召し上がりください。
・グリーンティー味のヴィーガンスイーツにもおすすめです。
無施肥・無農薬栽培ラストラプレミアム煎茶パウダースティック 1g×5個入り
無施肥・無農薬栽培ラストラプレミアム煎茶パウダースティック 1g×30個入り
無施肥・無農薬栽培 ラストラ プレミアム 煎茶
Lastraプレミアム煎茶は、45年以上前から、無施肥無農薬栽培で大切に育まれた
日本でたったひとつの茶畑から摘まれた茶葉です。
日本最古の茶産地、朝宮からお届けする「朝宮煎茶」は、
農薬、化学肥料、除草剤を一切使用していないことはもちろん、
有機肥料さえ使用しない環境の中で栽培されています。
自然そのものの清らな風味をご堪能ください。
お茶はフルコースで
飲み終わった後の茶殻、普段、何気なく捨ててはいないでしょうか。
実は、お茶の成分がお湯に溶けるのは全体の約2〜3割。
植物繊維やビタミンA、ビタミンE、βカロチン、タンパク質など
脂溶性成分の多くは茶殻に残ったままなのです。
これはもったいない!ということでレシピをご紹介。
・おひたし お茶殻にお好みの量のお醤油をさして。
・胡麻和え 上記に、削り節やちりめんジャコ、胡麻などを加えて混ぜて。
・ふりかけ 水分が飛ぶまで軽く炒ったあと、ちりめんジャコや胡麻を混ぜて。
・スムージー 豆乳とりんごジュースを同量加え、ミキサーにかけて。
ほかにも、ご飯に塩と混ぜておむすびに、卵焼きに入れる、納豆と和える、
などのほか、オリーブオイルとニンニクとでペーストを作り、
パスタや魚料理のソースにする等々、洋風アレンジも可能です。
検索すると様々なレシピが紹介されているので、お試しあれ!
とことん安全性にこだわった上質なお茶ゆえに、
こうしたことで栄養価を丸ごといただき、味わい尽くしていただきたいです。
さらにさらに!
お茶は天然のお掃除アイテムにもなるという優れもの。
茶殻を布巾に包んで床や柱を磨くとツヤが出ます。
抗酸化作用があるので、鉄鍋などの錆止めにも。
乾燥させた茶殻は、冷蔵庫や下駄箱や洋服ダンスの消臭剤として。
お茶パックに入れ入浴剤として美肌効果を、植木鉢の土の上にかけて植物への栄養を、
などなど。
体に良いだけでなく、まさに余すことなく生活の様々なシーンで有効活用できるお茶。
健康志向の高まりとともに和食人気と相まって、日本茶は世界的にも注目されています。
このコロコロ7が騒がれるご時世。ゆったりと急須でお茶を淹れるくつろぎの時間を味わい、
日本茶を通して、和する心のあり方も、広がってゆきますようにと願います。