イザヤからの手紙 イザヤの遺言

MARTH

MARTH原作 脚本 監督 2022年公開アニメーション

イザヤからの手紙 イザヤの遺言
〜白い旗は 戦わない 他を傷つけない誇り〜

MARTHの初めてのアニメーション「君と逢える約束の場所」が
7月28日にオンライン上映され程なく、
君と逢える約束の場所2の製作発表とその楽曲がMARTHにより書き下ろされた8月某日。
そして、原作を書き始めた初日、MARTHからスタッフに渡された原稿は2作品。
「君と逢える約束の場所2」 そして、「イザヤからの手紙 -イザヤの遺言-」であった…。
2作… 驚きを隠せなかったのは、いうまでもないですが、
原稿を見るとあぁ今の時代に必要だと そして、
その大きな使命をも感じる「イザヤからの手紙 -イザヤの遺言-」
今を生きる私達が、分離の痛みを極限に感じ、人類存続の狭間の中
一体性(愛)を持ってでしか、乗り越えることが出来ないほどの世界で
世界へ届けたい作品となっています。
2022年公開のアニメーションとして現在制作中ですが
物語の一部分と、現在発表されている告知動画をご紹介します。

MARTH 原作 脚本 音楽 監督 作品

イザヤからの手紙 イザヤの遺言
〜白い旗は 戦わない 他を傷つけない誇り〜

ヨナ編

タルシンの船首でたたずむ2人…父と子
イザ
「アマテよ… あの遠くに見える美しき島が倭国、いや、ラームーの地だ…」
アマテ
「父上、あの伝説のムーの首都が沈む地ですね…」
イザ、無言でうなづく
イザ
「あの地をヨナと名付けようと想う…。」
アマテ
「えっ…父上、それはなぜでしょう…」
イザ
「アマよ、私は怖いのだ… つらき思いをした同胞が… アッシリアの捕囚の苦しみの中、
その悔しさ、恐れを背負い、それを乗り越えて、愛を保って生きてくれるのか…が…」
イザ
「争いはもう沢山だ…」
イザ
「トラーにあるように、私たちは自我の恐れからくる不信こそ、最大の問題となるだろう…
人類は、最後のときもきっと、そのことで滅びゆく…だから、ヨナのくだりが大切なのだ…。
その後悔こそが何より…ゆえに敵を愛し、敵が生まれず、他を想いやるゆえに、自らが生き、
他などないことに気づくことが、真の繁栄、喜びとなること…が…。すべては一体の世界なのだ…」
アマテ
「ハイ 父上 おおせのとおりに深く承うけたまわります…」
イザ
「おなじ誤ちを二度と繰り返さぬように…ヨナの島と名付けようぞ…」
アマテ
「ハァ…」

ヤエーの島々

ヨナの国を出て、ヤエーの島々に向かった…
イザ
「美しき海だ…ダフラク ファルサンのようだ……」
アマテ
「父上 倭国、サルタ王さまが、近くの島でお待ちとのことで、
漁師の船が知らせてまいりました…。」
イザ
「そうか ありがたきこと サルタの王よ 何から何までかたじけなきこと……
ヨナの漁師の方々が連絡してくださったのだろう…」
今で言う、石垣の島にて…
のちにこの地域を支える古代ユダヤの民の創った石垣の大きな砦とりでの島となった…。
船から下りるイザ 迎えるサルタ王とセオ
イザ
「サルタ王よ はじめてお目にかかります…ずっとお会いしたく 願っておりました…」
サルタ王
「偉大なる預言者イザヤよ お会いでき 何よりの喜び ずっとお待ちしておりました…。
エリア様の一族の方々より随時ご連絡が…ヘゼキア王様からも…無事の到着 何よりの喜び…
ここからは 私わたくしめがすべてご案内申し上げる…」
イザ
「ありがたきこと…」
サルタの娘 セオ
サルタ
「申し遅れました… 娘のセオです…」
イザ
「お美しき姫…」
セオ
「イザヤ様、地の果てよりご尊敬申し上げておりました…」
イザ
「なんと聡明な姫であろうか…ありがたきこと…そうそう、息子のアマテでございます…」
アマテ ひざをついた礼をとる…。
サルタ王
「いや~ お噂は…美しき青年…」
セオ
「まじめくん……」
サルタ王
「大変なご苦労をされました 遠くお話は…おつらいこと… 
国を離れられ 長き旅 深く痛み入ります…」
イザ サルタ王を思わず抱きしめ 泣いてしまう…
イザ
「何から何までかたじけなく 御礼もうしあげます… 私わたくしたちをお救いいただき
ご誘致 かたじけない…民も生きるすべを見つけることができました…」
サルタ王
「何を申される
愛あるあなたさまのような美しき長が来てくださることは、
この地の何よりもの宝、何よりもの愛しさです…」
イザ
「あ・りがた…き…こと……」
こののち、今で言う縄文サルタ王そしてイザナギの美しき友情は、何千年も 生き続けている…

ナハー編

数ヶ月滞在したのちタルシュシュはナハーへ向け、旅立つ…。

本島 ナハーにて

イザ   「巫女どのたちを東のはての島クタカーに降ろし、
そこで到着を祝う神事を……と……」

アマテ         「かしこまりました…」

霊的力の強い巫女軍団を東側に降ろし、ムーの民、ムーの地に敬意を現したイザイヤー一行

イザ   「この地は、ムーの霊的力がとても強く残る地。
ラームーの想い、一体なるこの世を分かたれにて滅びた 悔いる想いの残る地だ……
よく供養するようにと…
神々に伝えるように必ず分かたれを終え、和する国を創りますと…
巫女どのたちに伝えてほしい……」

イザ 「ここは非常に霊的に強いサルタどのの領地、偉大な()(こく)の美しきエメラルドの世界ですね…」

サルタ         「なんのなんの わたくしたちなど、この地のただの漁師にすぎません…」

イザ   「ご謙遜を…」

イザ   「ところで民は、何よりも食料を確保することに重要を置きます…」

サルタ王     「そうですね…」

イザ   「そこで、(わたくし)たちみながそれぞれ持参してきたマナのつぼに入っている五穀の種を広く広大な農地とかえたいのです…みなが、また()(こく)の方々にも喜んでいただけることと…」

サルタ王     「ほう……」

イザ   「水田が何より多く、豊作にとれるので、お力ぞえを…いただきたいのです…」

サルタ王     「かしこまりました…」

イザ   「地上を来る我が息子スサ率いる何百万の民がこちらへ向かっております…
半年から1年で、先発隊はたどり着けることでしょう…」

イザ   「何より、食料がその時大事な
大きな問題となります。そこで、実は五穀の種を火で炊きますと大きくはじけ、何倍にもなり、それをモーセの頃、『マナ』と名づけました。モーセの頃、我がヘブライの民は、定住の地を求めることなく、万物すべてを神の地ととらえ、所有という価値観を捨てて生きておりました…。それこそが、()(こく)の方々と同じ想いであったのです…」

サルタ         「そうですね…すべて万物自然、神のもの、それを頂き、生きる、暮らす…と……」

イザ   「途中から我が民族は道を誤り、所有・独占・略奪といった、人のふるさとに侵入するという、他の人々の国をおかしてしまったのです…。その誤った価値観で、今となったのです…。そう滅びたのです…」

サルタ王     「そう…きっとそうですね…」

イザ   「私はそのすべてを見てきました… 滅びゆく同胞の悲しみ、苦しみ、つらさを…。それをお救い頂いたからには、絶対にご迷惑をおかけできません…」

イザ   「ゆえに何よりも、食料を充実させたいのです…水田製作を……」

サルタ王     「了解です…。わかりました。そうしましょう…」

イザ   「それから、民が何万キロにも及ぶ、過酷な道のりを、こちらに向かっています…。ぜひとも、安全に、少しでも…。何卒、その道の地の国々の方々へ、ご協力をお願いしたく、我が民の伝令と共に倭国の方々からのご連絡も頂ければ、何よりと ぜひにお願いしたく、お頼みいたします…」

サルタ王     「わかりました…
必ず成し遂げてご覧に入れる…

ナハーの地 ヤクーの地 かしまの地

いづもの地 天の橋立の地、舞鶴の地にも、皆様の案内所も設けましょうぞ…。

民はあなたを慕って、
遠く旅してくるのです…」

イザヤは、そのサルタ王の熱き愛しき言葉に耐えきれず、泣きふせてしまいました…。

イザ   「サルタどの… ありがたきお言葉
なんと申し上げたらよいか 
わかりませぬ…」

サルタ王     「何もおっしゃられるな…
すべて承知  愛しき友よ…」

ヤークーの島編

イザ
「これから、それぞれ支族の方々は、決められた地へご赴任いただくにあたり、
今日はこの夜会をもって、しばしのお別れとなります…」
ガドの長
「イザよ オレは心配だ。オレは気が短くて、怒りっぽい。
もし、誰かが理不尽なことをしたり、攻め込んできたら、
おまえさんの言うような態度がとれぬのじゃないかと心配している。
許すという文字は、ワシにはすでにないのじゃないかとナァ…」
イザ
「いや、兄弟よ あなたのように自らを見、気づき、伝えることのできる偉大な長おさゆえに、それが可能なのです…」
イザ
「あなたを愛し、尊敬している我が心を何卒想い出し、
傷つけられても傷つけない掟をお受け取りください…」
ガドの長
「よし、わかった。必ず、そうしよう…」
ガドの長おさは、イザヤとの約束を握りしめ、
晩年をつらぬき、のちに天へと帰っていったと伝えられている…。
イザ
「オサの方々よ ムーの末裔である倭国の民は、長年に渡り、
その後悔から分かたれの意思を終え、平和をつらぬき、助け合い、愛しみ合う気質…
我々の民のように捕囚などのつらき経験もなく、今ではのんびり暮らしています…。
それゆえに、他に攻め込もうとする意志などまったくありません…。
問題があるとすれば、不信のつらさからの痛みを抱えた我が民であることでしょう…」
長たち うなずく
「そうだ そうなんだ」
「ヨナの猜疑心か…彼の気持ちが痛いほどわかる…が…」
みな
「それが心配だ…」
「つらいことだ…」
「やむないことではあるが…どうする ナァ~ 困ったことだ…」

誠実な長たちの互いに伝え合う美しき空間ひとときが流れた…
悲しみ 後悔 一体で生きる分かたれの終焉を生きるとは…。

イザ
「そこで、皆様方、サルタ王ともつくづく語り合い、私は思い悩んだ結果、
皆様にトラーの隠された秘密をお伝えすることにいたしました…」

長たちみな
「オゥー預言者イザヤァ!…ありがたきこと……」

イザ
「万物は一者なりて、神ひとりその子は多くあれど、その一部に過ぎず…。
自我は夢…形も色も…空むなしきもの…… すべて他と見えるもの 変わり続けるひとつなり…。
ゆえに、互いに一体物として想って生きよ…。
それが生きる道であり、幸せへの法みちであると、我が神は伝えています……」
マナセの長
「それはそうだ 互いに人生を和することとし、
愛しみ合い、相手を想い、生きようぞ‥‥なぁ、皆の衆……」
長たち
「そうだ…そうだ…」
シメオンの長
「私たちを受け入れ、誘致してくださったありがたき倭国の方々、民を何よりも大切にしようぞ…」
長たち
「そうだ そうだ~」
夜会は進み食の時が来た…
イザヤのはからい…。

イザ
「皆々様に余興でございます。長き長き偉大なる箸で、今日はお食事を願いまする……」
ダンの長
「オーー なんだ…」
アシェルの長
「長い……これはすごい箸じゃ…」
イッサカルの長
「しかし こんなに長い箸では食べれないのでは…」
イザ
「皆様 箸は短く持たずにお食べください…」
ゼブルンの長
「オイ、イザ こんな長い箸でどう食べる 長すぎて口に入らぬぞー このままでは飢え死にじゃあ」
イザ
「ハイ そうでございます。これこそが宇宙の理(ことわり) 法(おきて)であるのです…」
ルベンの長
「どうゆうことだ…これで食べることはできんだろう…」
イザ
「いいえ、できるのです…ある法(おきて)によって…」
みな
「どうするのだ~どのような方法だ!…」
イザ
「それでは皆様自らの御料理を右隣り横の方へ食べさせて、さしあげてください…」
マナセの長
「えっ……そう……こうか…」
イザ
「ハイ」
みな
「オッ すまん 照れるなぁ いやありがたい すまぬ…」
互いに食べさせてゆく長たち
イザ
「その法とは、自らのものを与え合う時、誰も死なず、誰も飢えず、幸せとなる法でございまする…
皆様 長おさとは与えるもののこと……」
ガド長
「イザヤよ おまえ なんということを…わかった  もうわかった」
みな深くうなづき合い
ナフタリの長おさ
「みな 今日はこうして食べようぞ……」
シメオンの長
「そう そうしよう 今日はこれを噛みしめようぞ
そのイザのゆう幸せおば、存分に 味わい 酔おう……」
ルベンの長
「そうだナ…そうだ……」
長おさたちは深き愛しさを味わい、のちに床についた。
明日はみなそれぞれに赴任の地へと 旅立ってゆく…
イザの願いをそれぞれ胸に秘めた……
そして、今もなお、ヤークーの民は、毎年12の長を祭る
山の神を尊ぶ祭りを開催している…

アナガ編

私は美しき大地へ降り立った…。
そこには倭国
サルタ王が思いがけないことに来てくださっていた…。
今回のすべては彼の尽力あってのこと…。
そして、ナハーで初めて彼に会い、
思わず抱きしめずにいられなかった日が、走馬灯のように浮かんだ…。
あれから幾月、やっと約束の地を踏めた…。
イザ
「兄弟よ なんとゆうことだ。
来てくれて、思いもしないこと…」
サルタ
「何をゆう 兄弟よ この美しき晴れの日に、迎えにこずにいられようか…」
イザ
「セオも来てくださったか、いつも美しい…」
イザ
「アマテもアメホも姫にぞっこんのようだ…」
サルタ王の娘 セオ
「おじさま お待ちしておりました。
父からのささやかな贈り物があります…楽しみにして、あとでお見せします…」

アナガ 恵みの地 静かな海 着岸を祝う民たち
サルタ王より誘致された地 アワジ のちの 神代に館が用意されていた…。
サルタ王がいかにイザを愛したかがうかがい知れる出来事…。

イザ
「なんということ…。私などが住まう場までご用意いただき…、なんと…言葉になりません…」
サルタ王
「何をおっしゃられる…あなたほど、これからのこの世に、いや、大地に大切な方はいない…」
サルタ王
「あなたさまに、心より、愛を持って捧げるこの地と、そして、葦の浅き海にひとつ浮かぶ、葦原の淤お能の碁こ呂ろ小島の館と名付けました…。この館に一時でもご滞在を…」
のちに神代と名付けられたその地は
葦原の国 国常跡(くにとこあと)イザヤの地であった…。

スサの道

アッシリア近郊の村にて
10支族の、あとを任された息子たちや、腹心たち、副長おさたちがつどった…。
10支族の長たち一行は、秘密裏にすでに、イザの元へとつどっていた…。
共に神宝を守り、あとから来る支族たちの受け入れのための先発船出であった…
そんな中…イザヤの使者として、北王国の方々の元に合流するという大役を、スサが担った…
副長おさたちの一人
「よう来てくださった…」
副長1
「本当に、本当に…」
スサ
「イザヤ三男スサと申します…
お見知り置きいただきたく、深くお願い申し上げます…」
副長3
「オーゥ スサ殿、もう私どもはダメだ…
みな、捕囚の苦しみの中、心底キズついてしもうて、立ってもいられぬわ… アッハッハッ」
副長1
「南王国は良いな…繁栄していて…」
スサ
「いえ、とんでもなきこと…私どもも、滅亡は時間の問題と…」
副長4
「それは本当か?なんということか…南王国すらもそうなのか…」
スサ
「バビロニアからの激しい攻撃に、今さらされております…」
副長7
「そうか…そうだったのか…うわさは本当だったのか…」
副長8
「やはりモーセの言葉通り、
神は人のふるさとへ侵入、略奪した者には、苦しみと破滅を示される…」
副長10
「それはもっともな話、この世界に本当は他などない、みなひとつじゃ、
愛なき人生に良きことなど起こらぬわ…なぁ、皆の衆……」
みな
「そうだ…そうだ…」
10の副長たちは、アッシリア捕囚での苦しみの中、今では大切な神の律法(りっぽう)を心深く握りしめ、染み入っていた…
副長6
「ところで、スサ殿の父上はお達者か…」
スサ
「ハイ 今日はその父からの皆様方への大切なご伝言をお伝えに参りました…。」
副長7
「ホウ、そうか そうか…」
副長 みなうなずく…。
スサ
「この度、父は国を出ることとなりました…。」
みな
「なに~~!本当か………」
スサ
「父は、ヘゼキア王の命により、神宝とソロモン王の秘宝を持って、
バビロニアの包囲網を抜け、東の未知なる国へ旅立ちます。
伝承にある古代文明の地、私たちのルーツの平和と愛に満ちた楽園にて、
まったく新たな神の望む、分かたれの終わる国創りに旅立ちます…。
万物すべてが一体である気づきをもった国を創るため、と申しており、
全13支族みなが幸せに暮らせる美しき国創り、安心して暮らせる地、和を尊ぶ社会、
そこに捕囚や戦いに苦しむ同胞を迎え入れる準備をすると申しております…」
副長みな
「なんとゆうこと…預言者イザヤよ、なんという美しきお言葉…ありがたきこと…」
「本当だ…なんと、なんと、ありがたき…」
「私たちにはもう夢も希望も、すでに枯れ果て失せて、
疑いと苦しみで民の心はズタズタに砕け散っておるとゆうのに…」
スサ
「父は、皆様を必ず愛で守り、神の法で苦しみの返りのない世を創ると申しております」
副長たち
「オウー なんということ…」
スサ
「父の代わりに、私が命に換え、
それを捨ててでも皆様をお守りし、東の地までご案内せよと、命じられてまいりました…。」
長たち
「なんとなんと、ありがたきこと…」
スサ
「何卒みなさま方には、私と共に、1万キロにも及びますが、
その美しき東の地、長き、長き道を切に、共に、お歩み願いたく、お願い申し上げます…」
副長4ガド
「なんという御慈悲ごじひかな、預言者イザヤ… 何という優しきお心…
国を失ったわれらになんとありがたき言葉… そうとなったなら、この長き東の神の道、命に換えて、
同胞を引き連れ、ガドはお供いたしますぞ、スサ殿…」
副長 マナセ
「イヤイヤ、私どもマナセも、神に誓ってイザヤ様と、我が父 長おさの元へと
馳はせ参さんじましょうぞ…民と共に、大地をゆきましょうぞ…」
副長おさエフライム
「何を、何を、私エフライムの志を持って、弱き人々を助け、愛しき友たちと東へ、スサ殿 お供いたします…」
われも、われも、と10支族の方々は、
スサと共に、今で言うシルクロードを東へと、何百万ともなる人々の大移動を始めたのです…
副長アシェル
「イザヤ氏に直接会って、礼を言わねば死ねませぬな… 私たちには最高の希望が見えた…
アークと共に、神と共に、もう一度ひとつなる生を共に生きることができると感じてなりませぬ…」
副長ルベン
「もちろん、何があっても、民を守り、長き東への道 乗り越えましょうぞ…。
モーセの言うがごとし、すべてのものは万物のもの、所有をこえて、生きましょうぞ…」
副長アシェル
「その道がどんなにつらい 道のりであっても、アシェルは楽しく、楽しき心で乗り越えてゆきまする…」
美しき星きらめく 夜会が終わった夜 天を見上げ、祈るスサ…
スサ
「神よ、父上よ、ありがたき恵み、心より感謝申し上げます… 美しき心の皆々様に囲まれ、スサは幸せです… 必ず父上の元へ民を守り、支え、礎いしずえとなりて、東へと馳せ参じますゆえ、お待ちください…海の道 ご安全に……」

スサの道Ⅱ

前代未聞の大移動が始まった…
それはまるで、歓喜に満ちた祭りのようだった…
愛ある国造り、和する国 戦いに疲れ果てたすべての民が望むことでもあった…。
みな夢と希望に満ち、うれしさに喜び歓喜し…。
イザが、神の望む和する国を創る という噂を聞いて、絹の道周辺諸国の民
まで大移動に喜び、参画した…
みな、戦いの日々、あまりにもの苦しみの中、イザの創る愛と平和、正義の国造りに
ひとすじの希望を見出していたのだろう……
今と同じように……
出発を控え、スサは10支族のリーダーを集めた…。
スサ 「皆様方にお願い申し上げます…
民の方々に、マナのつぼに五穀の種を入れ、少しでも多く、それぞれお持ちいただきますよう、お願いいたしまする…それを旅路の食料とし、それが何より大切な、命をつなぐものとなりますでしょう…」
長たち「オーそれは良き考え、
五穀の種は食(しょく)せる上に、植えることもでき、モッツィにもなり、石(こく)米ともなる……」
みな 「そうだ そうだ 本当に
そうだ そうしよう……」
スサ「また、皆様にお願いがあります…。
屈強な受け身の武道に長けた勇者を、
それぞれの部族から500名ほどずつ、ご用意いただきたくお願いいたします…」
スサ「その勇士たちに、鉄器の剣の刃を
落としたものをお持たせいただきたいのです…」
長たち「何ゆえに刃を落としたものを?…」
スサ「誰も傷つけたくないゆえに、弓矢も先も落とし、丸くいたしたものに…」
長たち「なんということ…私たちには到底思いもつかぬことじゃ…」
スサ「皆様方は神の民。傷つけられても、
追われても、モーセは兄の軍を傷つけることなく、神の民の志を示しました…」
腹心たち「そうじゃ そうであった…」
スサ「皆様は、これから共に神の望む平和を愛する和(愛)を尊ぶ国造りに向かうのです…
皆様の美しさを、他の国の方々にぜひお見せしたく、スサは願っております…
刃は、矢先は落として、屈強の男たちに持たせ、民をお守りいただきたく、切に
切に、お願い申し上げます…」
みな「なんという…そのいたわりの心…愛しみの計らい…
スサ殿 父上同様、美しき神の望みかな 恐れ入って、つくづくわれら 敬服いたしまする…」
みな「この美しき旅は、ただの旅ではないのォー、美しき世を創る旅であるのじゃ…」
みな 「そうだ 本当にそうだ…」
スサ「また、他の国をお通しいただくため、皆々様におかれましては、心して、他国の方々に御迷惑にならぬよう、お気遣い願いたく、お願い申し上げます。物取り等の方々が来られた場合においても、決して傷つけることなく、取り押さえ、また、戦意喪失に心がけ、受け武道の達人の方々に守り固めるようにお達しいただきたく、お願い申し上げます…」
腹心たち「オーホォー、ようわかった…私たちが神の民と呼ばれるゆえん、スサ殿、その御心あっての賜物であると痛み入る…友よ、みなそう生きようぞ…」
腹心たち「オゥーそうだ、そう生きようぞ…スサ殿と共にイザ様の元へと参ろうぞ…
民に知らせじゃ、知らせじゃぁー!行こう…」
みな 「オゥー」
スサの話に、自らの真のルーツに、真のプライドに目覚めた神の民のリーダーたちは、美しき心の人々と共に、一万キロにも及ぶ、大変過酷な旅に挑み始めたのだった…。
時は今から2700年近く前のことである…
スサ 「また、皆様におかれましては、民の方々の祖父、祖母様たちを支えられる多くの杖が必要です…。神宝として大切にされてきた、年老いた、愛しき家族を守った杖、アロン様の杖の話のように、年老いた方々の、また身体不自由な方々の旅を、何卒お支えいただきたく、お願い申し上げます…」
副長1「そうか、私たちにまだ所有の意識のない頃 モーセの想い、人を殺(あや)めず、民を守り…その地を去る志ざし、奪われ、傷つけられても傷つけることなく、所有を望まず、天のもののまま、この星を、そして大地を仮の住まいとする法(おきて)、モーセの想い、美しきかな、スサ殿……」
副長2「所有し、また、身につけ、着飾るなら、それを欲しがり、褒め称える、利用するのみの人が来る…。真の自らを磨くなら、真の友が来るとモーセが言った…」
何百万ともなる民の大移動…。ノアの如く、動物たちも大切に、大切にされ、神の民の大移動らしい美しさであった…真の世界をここに見るようであり、近隣諸国の方々も自然と強く賛同していったと
伝えられている…

スサの旅

友を、子たちを勝たせて…
大地に眠る父母たち 5000キロこえて
祖母「わしはもうだめだ…先を行っておくれ、
息子よ…東の地へ向かうのだ…愛の国を必ず創っておくれ……」
父「母さん、しっかり…大君も、長も、待ってくれているよ……母さん、あんなに彼らの元へゆきたがっていたじゃないか…」
沢山の祖母や祖父たちが倒れた…今と同じように…。
息子よ、娘よ、私たちのことは忘れよ…。
ただただ、神の喜ぶ愛ある国を、世の見本となる人生を創ってほしい…東へまっすぐ向かうのだ…と…

イザヤからの手紙 イザヤの遺言
〜白い旗は 戦わない 他を傷つけない誇り〜

2020年オンライン上映アニメーション

この物語の原案ともなった作品でもありテーマソング2作品紹介

DVD メジャーラインより 「東への道 ~世界の見本となる 愛の国を創るために~」

MARTH DVD メジャーライン 東への道 プラハ スメタナホール収録
2019年7月14日「モルダウ」で有名な作曲家スメタナの名前がつけられたスメタナホールにて収録された「メジャーライン…東への道」のライブレコーディングではこのアルバムのために描き下ろした新曲5曲をMARTHが歌い上げています。

DVD エターナルラインより 「友をかたせて」

MARTH DVD エターナルライン 永遠への道 演奏チェコナショナル交響楽団
2018年11月11日のドボルザークホールの「マイナーライン東への道」から1年。2019.11.1 にドボルザークホールに訪れ、収録した最新作「エターナルライン 永遠(とわ)への道」のライブレコーディング映像です。友を勝たせて 愛をえらんだ 〜とわに君といたいから僕は愛をえらんだ〜 愛の夢がかなう日など感動のホールレコ...


MARTH プロフィール
ダニエル・コビアルカ他、ヒーリングアーティストの
プロデューサーであり作曲家

製作 ・総指揮
MARTH PROFILE

何でもなく 誰でもなく
あらゆる国・民族・宗教・政治・
心理学・哲学にも内側では属していない
とわにどこにも所属しない
万物のまま 生まれもせず
ゆえに死することもない
私はあえて言うなら
とわに万物の公務員にすぎない…
そして あらゆる人が万物の愛の現れにすぎない…

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